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東大化学2010 有機の構造決定問題はいきなり答えが分かる!
東大化学の解答速報が出揃いました!
駿台の解答速報
代ゼミの解答速報
河合塾の解答速報
2010年の東大化学の難易度は、
河合は難化で、駿台・代ゼミは昨年並、となってます。
分量が多く、時間との勝負ですね。
物理が、問題はそんなに難しくないくせに、やたらと計算がめんどくさい、という計算嫌いの人にとっては最悪なパターンの上、化学でもこの分量となると、やはり時間がかなり厳しいでしょう。
そこで、今回は、簡単に点が取れる化学の問題だけ(せめて)拾っていきましょう。
第1問Ⅰ メタンハイドレート
「80字以内で説明せよ」とかいうのはやめて、従来の「2行程度で説明せよ」の形式に戻してほしいですね。
せっかく書いても、数えてる時間が~~~、なことに。
とりあえずイの問題は答えましょう。
熱化学方程式を書くだけですしね。
第1問Ⅱ 酵素反応
化学グランプリ2008過去問の第4問を思い出しました。
実は東大の作問者も意識してたりして?
オの問題は瞬殺できますね!
第2問Ⅰ リチウムイオン電池
ア、イの問題には答える。
ウ以降は、問題文が長くて、読んでる時間がないかも。
第2問Ⅱ パラジウム(II)錯体
超簡単。完答が狙える。
第3問Ⅰ 構造決定
構造決定としては新傾向?
完答が狙える簡単な問題。
普通の解法でも簡単ですが、ここではちょっと変わった解き方をしてみましょう。
「ある植物の果汁に含まれる酸味成分として分子式C4H6O5を持つ化合物Aを得た」
この時点で、化合物Aの構造式が求まりますね(爆)!
クエン酸などに代表されるように、果実に含まれる酸、と言われたら、ヒドロキシ基とカルボキシル基で構成された構造式を思い浮かべますね? つい思い浮かべちゃいますね? 解説しなくていいですね?
というわけで、Oが5つなので、COOH×2、OH×1かな、と考え、
Cが4つであることから、実際に構造式を書いてみると、すんなりと、

の構造が思い浮かぶ!
どうみてもリンゴ酸です。本当に(ry
そして、それを裏付ける証拠が後からいっぱい出てきます。
ニヤニヤしながら解き進めていくわけです。
残りの問題は、リンゴ酸におけるカルボキシル基とヒドロキシ基の位置をいじくっていくだけの問題となります。あ、エーテルも考慮してくださいね!
第3問Ⅱ 多段階分配操作
大量に並んだ分液漏斗を、あっぷあっぷの状況下で眺めると、解くのが嫌になってしまう…、そんな悪問です(笑)

問題自体は面白いとしても、時間が圧倒的に足りない受験生が解く気になるのかどうか。
F→Hが分子内脱水である、カルボキシル基とヒドロキシ基がちょうどいい位置にないと困る、ということを見抜ければ、大半は解ける。
見抜けなければ、迷ってしまう、ちょっと難しい問題。
~~~
その他、2010年の東大入試問題が、2009年の過去問と比較して変わったところなど
<国語>
古文で『源氏物語』は相変わらず出題されない。
漢文が、例年の形式に戻った。(抜き出し問題などが消滅)
<物理>
第3問は波動。
来年(2011年)は、熱なのか、波動なのか、読めなくなってしまった…。
<英語>
第1問Aが、具体例を含めて要約するという形に変化。
しかも、字数は90~100字!
さらに、文章が次のページまで続く!
(例年、1ページに収まっていたのに…)
第1問Bが、その影響で短くなる(笑)
第2問Aが、解答用紙が配られた時点で、問題がある程度予想可能!
第2問Bが、去年よりさらに簡単になる!
はるか昔の過去問に近い形式に!
第3問の問題数が16問になる!
まさかの32点満点だったりして(笑)

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2010年の東大化学の難易度は、
河合は難化で、駿台・代ゼミは昨年並、となってます。
分量が多く、時間との勝負ですね。
物理が、問題はそんなに難しくないくせに、やたらと計算がめんどくさい、という計算嫌いの人にとっては最悪なパターンの上、化学でもこの分量となると、やはり時間がかなり厳しいでしょう。
そこで、今回は、簡単に点が取れる化学の問題だけ(せめて)拾っていきましょう。
第1問Ⅰ メタンハイドレート
「80字以内で説明せよ」とかいうのはやめて、従来の「2行程度で説明せよ」の形式に戻してほしいですね。
せっかく書いても、数えてる時間が~~~、なことに。
とりあえずイの問題は答えましょう。
熱化学方程式を書くだけですしね。
第1問Ⅱ 酵素反応
化学グランプリ2008過去問の第4問を思い出しました。
実は東大の作問者も意識してたりして?
オの問題は瞬殺できますね!
第2問Ⅰ リチウムイオン電池
ア、イの問題には答える。
ウ以降は、問題文が長くて、読んでる時間がないかも。
第2問Ⅱ パラジウム(II)錯体
超簡単。完答が狙える。
第3問Ⅰ 構造決定
構造決定としては新傾向?
完答が狙える簡単な問題。
普通の解法でも簡単ですが、ここではちょっと変わった解き方をしてみましょう。
「ある植物の果汁に含まれる酸味成分として分子式C4H6O5を持つ化合物Aを得た」
この時点で、化合物Aの構造式が求まりますね(爆)!
クエン酸などに代表されるように、果実に含まれる酸、と言われたら、ヒドロキシ基とカルボキシル基で構成された構造式を思い浮かべますね? つい思い浮かべちゃいますね? 解説しなくていいですね?
というわけで、Oが5つなので、COOH×2、OH×1かな、と考え、
Cが4つであることから、実際に構造式を書いてみると、すんなりと、

の構造が思い浮かぶ!
どうみてもリンゴ酸です。本当に(ry
そして、それを裏付ける証拠が後からいっぱい出てきます。
ニヤニヤしながら解き進めていくわけです。
残りの問題は、リンゴ酸におけるカルボキシル基とヒドロキシ基の位置をいじくっていくだけの問題となります。あ、エーテルも考慮してくださいね!
第3問Ⅱ 多段階分配操作
大量に並んだ分液漏斗を、あっぷあっぷの状況下で眺めると、解くのが嫌になってしまう…、そんな悪問です(笑)

問題自体は面白いとしても、時間が圧倒的に足りない受験生が解く気になるのかどうか。
F→Hが分子内脱水である、カルボキシル基とヒドロキシ基がちょうどいい位置にないと困る、ということを見抜ければ、大半は解ける。
見抜けなければ、迷ってしまう、ちょっと難しい問題。
~~~
その他、2010年の東大入試問題が、2009年の過去問と比較して変わったところなど
<国語>
古文で『源氏物語』は相変わらず出題されない。
漢文が、例年の形式に戻った。(抜き出し問題などが消滅)
<物理>
第3問は波動。
来年(2011年)は、熱なのか、波動なのか、読めなくなってしまった…。
<英語>
第1問Aが、具体例を含めて要約するという形に変化。
しかも、字数は90~100字!
さらに、文章が次のページまで続く!
(例年、1ページに収まっていたのに…)
第1問Bが、その影響で短くなる(笑)
第2問Aが、解答用紙が配られた時点で、問題がある程度予想可能!
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