Chemquiry ブログ
化学の探求サイト“Chemquiry”のブログ。
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チョークの粉は吸っても大丈夫?
バカテスト数学 1-4 4sinX+3cos3X=2、の本文中で、
黒板だと、前の方の席にいると、どうもチョークの粉をよく吸いこんでる気がして、アスベストのように、肺気腫になったり、気管支炎になったりするんじゃないかとちょっと心配ですね。
と書きましたが、よくよく考えてみると、
よっぽどたくさん吸い込まない限りは、チョークの粉は吸っても大丈夫だろう、という結論に達しました。
というのも、チョークの主成分は、
炭酸カルシウム、または硫酸カルシウムであり、
炭酸カルシウム(CaCO3)なら、
CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2
の反応により、炭酸水素カルシウムとなって溶けてしまいます。
注)もちろん体内での反応であり、
CO2 + H2O → H2CO3 → H+ + HCO3-
となっているわけですが、めんどくさいので、まとめて一つの式で書きました。
さてさて、一方、硫酸カルシウム(CaSO4)の方ですが、
水に難溶、とは習いながらも、
実は、1Lの水に2gぐらいは溶けてしまうのです!
チョークの粉程度なら、十分血液中に溶けてしまう、というわけですね。
以上から考察するに、チョークを食べるという暴挙に出ない限りは、
まあ多少ならチョークの粉を吸い込んでも大丈夫でしょう。
だからといって、
教室で黒板消しを両手に持ってパンパンしないように!
迷惑ですよ!!

にほんブログ村
↑そういえば、黒板消しからはチョークの粉が無限に湧いて出てきますね(笑)
黒板だと、前の方の席にいると、どうもチョークの粉をよく吸いこんでる気がして、アスベストのように、肺気腫になったり、気管支炎になったりするんじゃないかとちょっと心配ですね。
と書きましたが、よくよく考えてみると、
よっぽどたくさん吸い込まない限りは、チョークの粉は吸っても大丈夫だろう、という結論に達しました。
というのも、チョークの主成分は、
炭酸カルシウム、または硫酸カルシウムであり、
炭酸カルシウム(CaCO3)なら、
CaCO3 + CO2 + H2O → Ca(HCO3)2
の反応により、炭酸水素カルシウムとなって溶けてしまいます。
注)もちろん体内での反応であり、
CO2 + H2O → H2CO3 → H+ + HCO3-
となっているわけですが、めんどくさいので、まとめて一つの式で書きました。
さてさて、一方、硫酸カルシウム(CaSO4)の方ですが、
水に難溶、とは習いながらも、
実は、1Lの水に2gぐらいは溶けてしまうのです!
チョークの粉程度なら、十分血液中に溶けてしまう、というわけですね。
以上から考察するに、チョークを食べるという暴挙に出ない限りは、
まあ多少ならチョークの粉を吸い込んでも大丈夫でしょう。
だからといって、
教室で黒板消しを両手に持ってパンパンしないように!
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