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バカテスト解説!(化学・1-1) マグネシウムで鍋を作ってみた

2016年はダメでも、
東京には、2010年にオリンピックがある!

そう、化学オリンピックだぁ!!



…さて、
バカとテストと召喚獣』に登場する「バカテスト」解説・第3弾!

今回は、第1巻第1問のバカテスト・化学です。

調理の為に火にかける鍋を制作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。

この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いられるべき金属合金の例を一つ上げなさい。


という、もう前提からして無茶苦茶な問題です。

よく頑張った!

マグネシウムで鍋を作るなんて!


でも、マグネシウムイオンからマグネシウム鍋を作るだけの化学的知識がありながら、


なぜマグネシウムを火にかけようとするんだ!?


記事本文はコチラ。


そして、答えに困ったのか、模範解答たるべき姫路さんも混乱してしまっていますね。

合金の例… ジュラルミン

ジュラルミン製の鍋なんて、市場では全く見かけません。

見かけないのには、見かけないなりの何らかの理由があるはずなんだ!

その辺をじっくりと考えてみるのも、化学の面白いところではないでしょうかね。


この「バカテスト・化学」の問題は、
バカとテストと召喚獣』に登場する、記念すべき第1問目の問題で、
前提条件は無茶苦茶ですが、内容と、問題に対するボケは結構面白い問題です。

なかなか練られた問題(?)だったのかもしれません。

が、しかし、この問題以降、バカテスト・化学の問題は劣化を始めます…。

ネタギレ…なのか…?


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テーマ : 化学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

Tag : バカテストバカとテストと召喚獣マグネシウムジュラルミン

コメント

No title

ジュラルミン製鍋というものは実在はしたとだけ答えときます
本当にジュラルミンで出来ていたかは知りませんが

『『「ジュラルミン製鍋」

戦争で、家や家財道具などを失った人々は、各地に散らばっていた飛行機の残がいを溶かして、日常生活に必要な道具を作りました。これをジュラルミン製品と言います。ジュラルミン製品をつくる鋳物工場は、沖縄市の泡瀬にもありました。ジュラルミンを集めて、鍋、釜、ヤカン、アイロンなど、貴重な金属類の生活道具をつくりました。

』』

ここからは調べてないので私の推測と憶測ですが
このころ金属が手に入り難く 容易に手に入る金属の塊である
飛行機のジュラルミンを使ったのだと思います
他の金属が手に入らないから ジュラルミンと言う鍋には欠陥品の金属が使われたのだと想像します
まぁ化学には関係ないことですけれど
そこで瑞希さんはこのことを知っていたからそう回答したのではないかと私は考えます

『『』』内はhttp://www.city.okinawa.lg.jp/site/view/contview.jsp?cateid=107&id=6676&page=1
より

Re: No title

もともとこのバカテストは「軽い・合金製の・鍋」を要求している点で無理のある問題なわけですが、解答に困った姫路さんが苦肉の策として出したのが「ジュラルミン」であると、私は考えてあの記事を書きました。(ステンレスだと「重い」という点がネックだったのでしょう)

一言で言うと、問題が悪いですね。

姫路さんは確かに、戦後すぐの沖縄の事例を知っていたのかもしれませんが、まがいなりにも化学の試験である以上、ジュラルミンを鍋として認めるわけにはいかないでしょう。

科学(工学)は使えてなんぼのものですから。

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このブログは、悠久の彼方へと旅立った、かつての部員を偲びながら、

私「部長」が、「化学グランプリ」や「化学オリンピック」を中心とした化学的話題を提供しつつ、

なぜか『バカとテストと召喚獣』などのアニメについて学術的(笑)にツッコんでいっちゃう、意味不明なブログ

……なのですが、結構本人はマジメにやってるのでした。


でも、やっぱりメインは化学なんだなあ(↓)

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